ふと手にとった本より

「技術はそれが栄える社会の価値観と規範の、結果であると同時に原因でもある−技術は社会の力であり、社会の産物でもあるのだ。」(下に紹介している本より)

時計じかけのヨーロッパ―近代初期の技術と社会

時計じかけのヨーロッパ―近代初期の技術と社会

この文を読んだとき、頭の中で何かが走りまわった気がした。
現代の日本の技術はなんだろうか。
エコと言いつつ消費を増やすための技術?
便利さを追い求める技術?
考える事を忘れさせるほど便利な技術?
多機能になりすぎて装置に人が合わせる技術?
複雑なことが良いと評価されるのが技術?

使い手と作り手の立場のそれぞれに立って考えると見え方が変わってくることだが、その見方を考え直すきっかけになりそうな本なので、時間を見つけて読み進めたい。